子育てする役割
とにかく大変なことだらけの出産そして育児。その大変な時期が、後で振り返ってみればいちばん充実した人生の一時期であったと思えるかもしれません。大変と思っていても、楽しい大変さの連続だったり、充実した張りのある日々を過ごしているはず。自分が子供が好きだからなのでしょうが、日々、何かと困難なことは絶え間なくあるのですが、でもうれしいこと、喜びの方がずっと大きく感じられるのです。決して暮らし向きは裕福でなくても、心が満たされていると感じられたら、それはとても豊かな人生なのかもと思います。
たとえ自分たちの人生の時間の大半を子育てに費やしたとしてもかまわないという人も案外多いんじゃないでしょうか。むしろ、少しでも多くの時間を子供と共にわかちあうことが喜びでしょうから。自分が自由な時間がなくなるから、子供を生みたくない、育てたくないという人もいますが、その気持ちを理解することはできません。おそらく子供と過ごす幸せを味わっていないからそう言うんでしょう。
自分は幸福だと実感している人って、ほとんどが誰かを幸せにしている実感が心の中にしっかりとあるんだと思います。母親の育児の喜びについて深く探っていくと、その喜びには2タイプあることがさまざまなアンケートによりわかってきたそうです。1つは、育児の原動力になるという喜び、もう1つはストレスから開放される喜び。この2つの喜びを、あるお母さんの言葉を通して紹介しましょう。
たとえば「イライラしていたとき、子供が自分を見て笑う顔を見たらたちまち癒された」。これが「ストレスから開放される喜びです。また、「子供の笑顔を見ているうちに、明日からまたこの子と一緒に頑張るぞと前向きになれた」。これが「育児の原動力となるという喜びでしょう。母の喜びはこの2つに大別されるといわれます。傾向として言えるのは、子供の笑顔や無邪気な様子を見ることで、育児の原動力となる喜びがわき上がり、かつストレスから開放されてまた喜びにひたれるというわけですね。
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